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私にとって仕事とは、「張り合い」。嬉しいことも大変なこともありますが、
今の生活に仕事があるからこそ毎日が充実しています。

本田尋美

本田尋美

海外リユース担当
入社11年目

学生時代に訪れたカンボジアのゴミ山をきっかけに、将来はカンボジアにつながる仕事に就きたいと思った本田さん。9年目についにカンボジア店舗の店長に。日本と現地の架け橋となり、日々奮闘中!

趣味
バスケットボールをすること、見ること

座右の銘
笑顔は、幸福の結果というよりも、むしろ幸福の原因だといえよう。

現在の仕事の内容

カンボジアの首都のプノンペンに自社店舗が2つあり、私の業務はその店舗の運営がメインとなっています。具体的には、スタッフの採用・育成・店長への指導となる【人に関わるマネジメント】、現地店舗での売れ筋商品・お客様からのリクエスト・販売をトライしてみたい商品を日本の積み込みスタッフに共有し、カンボジア向けのコンテナをつくってもらう【商品に関わるマネジメント】、予算に対して進捗を管理し、対策を打つ【計数に関わるマネジメント】、店舗のディスプレイやレイアウトの変更、SNSの更新内容、セールやイベントの企画と実施をし、お客様に足を運んでもらう施策を打つ【販売促進施策】、エコランドファンドの有効活用のために、寄付先の開拓から寄付品のニーズ把握、実際の寄付実施を行う【エコランドファンド寄付プロジェクトの推進】の5つに分かれます。

商品に関しては、毎月の販売結果を振り返り、最適な商品構成のコンテナをつくるよう努めています。また、プノンペンは、とても速いスピードで競合店舗が出店し、お客様に選ばれるには日々工夫と改善が必要なため、販売促進施策にも力を入れています。1年の半分は現地に滞在して業務を行っています。現地店舗の繁盛時期に合わせて、1か月半の滞在を年に4回繰り返していますね。

本田尋美

現地で事業をさせて頂いている。そのリスペクトが大事

現地ではインフラである電気が不足していて、停電が続き営業に支障が出ることがあります。最初は、物事が段取りと大きく外れて進まないことが多かったです。依頼している業者さんが来ない、スタッフの急な欠勤や早退が多い、やると決めたことをなかなか実行しない、改善点を継続できない等、色々ありました。でもインフラ以外の部分は、スタッフとの信頼関係と比例して、改善されてきています。

学生さんによく、「海外進出では英語が必須ですか」と聞かれます。でも、語学力よりも、「理解しようとする気持ち」の方が大事になってきます。外国から来たマネージャーが一方的に指示を出しても、その場でやるだけではお店は良くなりません。スタッフも考えるトレーニングをしなければいけない。何を変えたら良いか?それを反映してどうなるのか?分からないけど挑戦してみる。そういったことが大事です。スタッフの方が、よりカンボジアのことやお客様の事を知っていると思うので、その情報を引き出し、日本のやり方が通じるかどうかをお互いの考えをぶつけて、今の自分たちにとってどうしたら良いかを考えるプロセスが大事だと思います。その国でやらせてもらっている以上、相手へのリスペクトが常にないと、退職がすごく多くなります。意思疎通が大事。そこが基本になってくると思います。

本田尋美

なぜエコランドへの入社に至ったか

初めて訪れた2007年のカンボジアは、外を歩けばストリートチルドレンや赤ちゃんを抱いたお母さんに「お金をください」と言われたり、郊外にはゴミ山と呼ばれる、街中のゴミが集められ、そのゴミの中からお金になるものを1日中拾って生活する人がいました。地雷で片腕をなくしたおじさんが片手でゴミを拾っていたり、分別されていないゴミ山で自然発火が起きたりガラスの破片が散らばっている中を裸足で走る子どもに会いました。当時の19歳になるまで、自分の人生では見たことのない光景や、会ったことのない人、感じたことのない感情で頭の中がぐちゃぐちゃになったのを覚えています。

自分の知らない世界に触れたことで、萎縮してしまい、なかなか顔を上げられずにいたのですが、目を背けては、来た意味がないと思いなおしました。自分が顔を上げて目を合わせると、ストリートチルドレンの出会った子たちも笑顔を向けてくれるようになり、お金ちょうだいというのも忘れて、名前や年齢を教えあったり、好きな遊びを聞いたりして過ごしました。ゴミ山では、とにかく明るくて現地語でずっと話しかけてくるおばさんに会ったり、出会った姉妹の写真を撮って、翌年に渡したら喜んでくれました。この経験が、自分の進路を決める上で、カンボジアで出会った方々につながるような仕事に就きたいと思った原点でした。

ゴミ山での衝撃が大きかったので、環境問題・リユース・リサイクルなどに携わりたいと思い就職活動をしていて、エコランドの会社説明会に参加しました。その中で、エコランドのビジョンに共感した点と、物流という社会になくてはならないインフラで、自分の携わりたい分野でビジネスを成立させていた点に触れ、自分もこの事業の一員になって、アジアで展開をしたいと思いました。

本田尋美

希望していたカンボジア赴任にいたるまでの紆余曲折

入社後は、まずエコ回収でトラックの運転を教えてもらい、多くのお客様宅にお伺いし商品の搬出をしました。その後はコールセンターで顔の見えないお客様に認められるための努力をし、リサイクルショップでモノの価値を見極める修行をしました。オークション業務では、価値の高いモノを取り扱い、仕分けをする部署ではリサイクル・リユースの選別基準を学びました。そして9年目に念願の海外店舗であるカンボジアで店舗運営をすることになりました。色んな部署での仕事は、多岐にわたる業務内容と、一緒に働いた方々の考えに触れることが出来、大きな財産になっています。様々な経験をさせてもらえるということは、いろいろな課題にぶつかる数も種類も多いので、今の課題や困難を越えようとしたときの判断材料になっています。

入社して6年目が終わろうとしていた頃、目標にしていた海外進出が見えず、まったく違う分野で、カンボジアに進出している企業に転職をしようと思いました。何をするかは関係なく、とにかく海外に身を置くということだけを考えていました。その中で、最後の社長との面談時に、「リユースの分野から変えて別の道に進むことを選ぶのか?」と問われたときに、再度自分の意志を確認し、その時にリユースの分野で、海外に進出したいのだと、改めて思いました。「何をするために」いきたいのかが重要だと気づきました。

また、入社以来、会社の同期、先輩、後輩、上司がずっと海外進出することを応援してくれました。自分のことを信じる以上に、周りが信じてくれ、カンボジアの進出も株主の社長が機会をくださり実現できました。何か、実現したいことがあるのならば、まわりに伝え続けることが大事だと知りました。

本田尋美

本田さんが考えるエコランドの魅力と学生への応援メッセージ

エコランドは、自分が入社を決めたビジョンが魅力のひとつだと思います。また、サービス自体が各部署、各人の仕事を経てひとつのものがリユースされる仕組みなので、各人の役割をまっとうしてこそ成り立つという点が魅力です。自分のやりたいこと、興味があること、知りたいこと、携わってわくわくすることが業務の一部分にでもあると、仕事を楽しめると思います。

進路を決める上で、自分やまわりにあることと向き合うことも多いかと思いますが、はじめから完成された答えを出すよりも、今の時点での答えを大切にしながら進んでいくのもいいかもしれません!

本田尋美

エコランドの「海外リユース」ってこんな仕事

海外で非常に需要の高いUsed in Japanの家具を現地のお客様のニーズに合わせて販売します。語学力やコミュニケーション能力が求められます。